入園式に合わせたかのように園庭できれいに咲いた色とりどりのチューリップ、満開の桜、そして昨年秋に種から育てたビオラやパンジーの花…そんななかで令和5年度の入園式を新しい11名のお友達を迎えて挙行しました。今年度も事務室から放送での進行とさせていただきました。子どもたちが「おはようございます」のあいさつに大きな声で応えてくれて、事務室までその声が届き、とてもうれしくほっこりとした気持ちになりました。
さあ、1年が始まりました。今年度も保護者の方のお力添えを頂きながら、来年3月「大きくなったね」と一緒に成長を喜び合えるように職員みんなで一生懸命教育・保育に取り組んでいきたいと思っています。どうかよろしくお願いします。
そして・・・今年度は「すごい!」「不思議だね」「あれ?」「どうしてそうなるのかな?」と実体験を通して
子どもたちが感じれるような環境づくりに意識して取り組んでいきたいと考えています。
幼保連携型認定こども園の教育・保育要領が改訂されてから、乳幼児で育んでいかなければならないのは「非認知能力」と言われています。それは・・・
*社会性(コミュニケーション能力)や考える力
*自制心(自分の気持ちをコントロールする力)
*実行機能(実際にやってみようとする力、チャレンジする力)などです。
非認知能力は目には見えませんが、このような力を身につけ、社会的自立をしていくためには乳幼児期のあそびや生活がどんなものであったかが、とても重要だと言われています。このことからもあかえこども園では、子どもたちと「すごいね!」「ふしぎ!?」「なんで?どうしてそうなるの?」と実体験を通して感じたり、考えたりしながら学びに繋がっていくよう、科学する心(ちょっとかっこつけた言葉になりますが・・)を育んでいきたいと考え、食育を見据えた畑作りや、園庭、花壇、また室内などさまざまな環境づくりを工夫し、子どもたちの遊びや生活が充実した、豊かなものとなるよう職員みんなで実践していきたいと考えています。
また・・・自分たちが生きていく未来のために…SDGsの取り組み。
昨年より取り組んでいるSDGsの取り組みも強化していきたいと考えています。取り組みの内容としてはこれからの子どもたちに自分たちが生きていく環境、地域をみんなで守っていくという主旨で身近なことから食品ロスとゴミの分別、エコキャップ回収など子どもたちと一緒に意識し取り組んでいきます。この取り組みは園だより等でも保護者の方にお伝えしています。環境を守るということはみんなのくらしを守るということ。それは自分だけでなく周りの人たちへの優しさにつながっているのだと思っています。小さな取り組みでもその一歩が未来を変えると信じて・・・
もちろん絵本の取り組みやだんだん広場の開催、異年齢保育の取り組みも子どもたちの心の育ちにとても大切と考えていますので継続して取り組んでいきたいと思っていますので、保護者の方にもご理解、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
様々な取り組みは日々のドキュメンテーションで掲示したり、ホームページのブログなどに載せていきたいと思っています。ぜひぜひご覧くださいませ。
おもしろい、楽しい、心があたたかくなるような一年にしたいです。
頑張るぞ!!えいっ、えいっ、おー!
令和5年4月
社会福祉法人やすぎ福祉会
あかえこども園
園 長 角 陽子