9月の旬の野菜は「なすび」でした。
「なすび」はどちらかと言えば・・・
というよりはっきり言って
苦手な子どもたちがとても多い食材です
給食の先生はどうしたら食べやすいかな?
とメニューを一生懸命考えてくれていますが。
給食の献立になすびが入っていた日、
幼児クラスの食事の時間に行って様子を見てみました。
そしてあるお友だちに
「ねえねえ、なすび食べてみた?」と尋ねると、
とても嫌そうに顔をしかめ
「GEROが出る~」とひと言。
ガックリしましたが、
思い出せば私たち大人も子どもの頃に
そんなに喜んで食べていなかったような・・・
大人になってからおいしく食べれるようになった
人の方が多いのではないでしょうか
けれど、好んでは食べなくても、
家庭や給食の食卓にあげ続け、
大人が「なすび」を美味しそうに食べるのを見たり、
自然と匂いを嗅いだり
いろいろなメニューになって
少しづつ味を知っていくことが
子どもたちにとって大切な経験で、
いずれ食べれるようになっていくのだと思います
食べてほしいと思っても
無理強いをしては返って、そのやりとりが食べ物を、
そして食べることさえも苦手にさせてしまいます。
・・・だからと言って好きなものだけ食べていればいい
ということではなく程々にすすめていけるといいですね
食べることは命をつないでいくこと、
どうせ食べるなら美味しく、楽しい方がいいですね
さて今月も給食の先生が4・5歳児クラスの食事前に
旬の野菜の話をしに来てくれました
あまり見たことのない真ん丸な2色のなすびを準備して、
包丁で切って断面を見せてくれたりしました
表面の色が全く違う色なので
子どもたちは給食の先生がなすびに包丁を入れて
ぱかっと開きその断面の色を見せてくれるまで
とても待ち遠しそうな表情でした
そしてどちらも同じ色だったことに驚いていました
その後小さく切ってもらって触ったり、
匂いを嗅いだりしていました。
「リンゴのにおいがする」と感想を言う子や
、断面に見える小さな点々が種と教えてもらって、
「種植えてみたい~」と言う子もいました。
食材を直接扱う給食の先生にお話ししてもらうからこそ、
野菜を身近に感じれるのではないかなと思っています。
来月10月の旬の野菜は「さつまいも」です
先月末には保護者の方の畑で
きく組さんとゆり組さんがお芋ほりを
させてもらいました。
月末には焼き芋パーティーも予定しています。
楽しみです。