皆さんはストーリーテリングを聴かれたことはありますか。

昨日、あかえこども園のゆり組(5歳児)さんは、ご縁があってストーリーテリングを体験させていただきました。

(語り手の方は、在園している年下のお友達のおばあ様でした)

ストーリーテリングは、

絵本などの道具を使わず、

語り手の方が覚えておられるものがたりやむかし話を

語り聞かせることです。

昨日も、語り手の方は、

絵本を持たずに、子どもたちの前に座られました。

絵本に慣れている子どもたち、

お話の手がかりの絵がなくて、どんなふうに感じるかなと

少しの不安がありましたが・・・

そのストーリーテリングの魅力に、

あっという間にゆり組さんはものがたりに引き込まれていきました。

目と目を合わせてものがたりを聴くことは

語り手の方のことば、表情、仕草をからだ全体で聴くことなんだと思いました。

リラックスし聴いている子もいましたが、

目はじっと語り手の方を見つめていたのがとても心に残っています。

ちゃんと聴いてくれているんだよね・・・

 

そして、あっという間の45分。

最後は、みんなで声を合わせる掛け声でものがたりが終わると

「ああ―、おもしろかった」

「たのしい!」

「もっと、もっと」

と子どもたちから自由な声があがったことも嬉しいことでした。

ゆり組の子どもたちは、お話が大好きです。

語り手の方のものがたりを紡ぐことばから、

これまでのその子の経験を全部持ち出して、

その子だけのものがたりのイメージが頭の中でできているのかなと思うと、

子どもたちの想像力ってすごいな、

こんなに心が育っているんだなと感心しました。

じっと耳をすまし、

ものがたりのつづきを待ちながら「間」を楽しみ、

一緒に笑い、驚き、

「あー、おもしろかった]

と幕を閉じたストーリーテリング。

一緒にいた担任や私も

とても楽しいわくわくしたひとときでした。

またのご縁を楽しみにしたいと思いました

(写真は絵本の部屋で保育者と絵本をみているこどもたちです)

 

 

 

そして、今の心配事といえば・・・

台風10号が九州地方に大きな被害を出しています。

自然の猛威に私たちの存在の小ささを改めて感じます。

これ以上の被害が出ないことを祈るばかりです。

私たちの地域も、侮らず、警戒を怠らないようにしていきたいです。

そして、小さな子どもたちを中心に考え、

早めの行動をこころがけていきたいですね。