今年度より

あかえこども園の園長をさせていただいています

岸川真理子です。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

花びらを舞わせていた園庭の桜も、

昨夜の風と雨で、

いつの間にか葉桜になっています。

少し寂しい気持ちがします。

新年度になりあかえこども園の子どもたちの姿も少しずつ変わってきたように思います。

不安な気持ちから涙が出ていた子どもたちも何人かおられました。

少しずつ、少しずつ、保育者の膝から離れて遊んだり、

手伝ってもらいながら給食を食べたり、

抱っこされながら眠ったりできるようになりました。

そしてお迎えの時間、お家の方を窓越しに見つけたとたん、

何とも言えないかわいい笑顔で喜ぶ子どもたちです。

この瞬間を近くで見させてもらうと、

お家の方と子どもたちの強いつながりを感じますし、

また、とても嬉しく幸せな気持ちになります。

あかえこども園で過ごす時間、

子どもたちにとって私たち保育者は

こういう存在(大人)になりたいといつも思います。

 

 

 

 

 

 

 

ある日の遅番の時間・・・、

保育者が壁に立てかけていた箒がAちゃんが通った拍子に倒れてしまいました。

保育者もAちゃんにあたらないかとヒヤッとした場面でしたが、

Aちゃんは後戻りしてきて、箒をもとに戻してくれました。

「Aちゃん、ありがとう・・・」

こども園の長い一日の終りにさしかかったこの時間、

私は5歳のAちゃんのこのふるまいに少し驚き、

そして、すごいなと感心しました。

気持ちが晴れやかになりました。

たくさんのことばより、ひとつの行動に心が動かされます。

素直なかわいい子どもたちに癒されたひとときでした。